【世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方】子どもにどう関わり、どう育てていくべきなのか?

子育て・教育
おすぎ
おすぎ

今回の書籍「世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方」おおたとしまさ著

をおすすめする人は以下の人たちです。

  • 子どもをどう育てていくのか悩んでいる
  • 子どもには将来、しっかりと生きていける力を養いたい
  • 自分の育て方が合っているかどうか不安になる

本書のポイント

  • 世界には様々な教育法があり、それぞれ理念と特徴がある
  • 教育方法に明確な正解はないが、育てたい力によって方法は変えるべき
  • 全ての教育方法に共通することは、未来の担い手を育てること

全てに共通する理念は”未来を創る人たちを育てる”

本書では、7つの教育方法について簡潔にまとめられています。

特に、モンテッソーリ教育とシュタイナー教育は多くの著名人が受けてきた教育です。

ただ、本書で言いたいことはどの教育方法が最も効果的であるかではありません。

もちろん、それぞれの教育方法に特徴はあり、育まれる能力も違います。テストで高得点をとるだけが今後に必要な能力ではありません。

さらに、教育方法をそのまま実践すること自体も難しいことが多いです。必要な教具、専門的知識をもとに家庭で教育を施すことは両親共に負担となる可能性が高いです。

著者は「未来を創る人たちを育てる」ことが共通理念としています。

そこそこの体力と知力。そして、やりきる力。そこまであれば、個体としての生きる力は十分。

でも特に先行き不透明な時代には独りでは生きられない。

そこで必要になるのが、自分にはない能力をもつひとたちとチームを組んで協働できる力。つまり、そこそこの知力と体力、さらに、やりきる力と、自分にはない能力をもつひとたちとチームを組んで協働できる力があれば、どんな時代になっても生きていける

本書p301より

子育てや学校の「あたりまえ」を見直し、子どもが大きく成長できる機会を著者は願っています。

おすぎ
おすぎ

教育方法の具体的な実践や理念まではまた別の記事で紹介しようと思います。

なので、今回は簡単な内容と活かせるポイントを7つ紹介します。

世界7大教育法の概要と子育てに活かせるポイント!

モンテッソーリ教育

著名人

  • 藤井聡太(プロ棋士)
  • バラク・オバマ(元アメリカ大統領)
  • ビル・クリントン(元アメリカ大統領)
  • ウィリアム王子(イギリス王室)
  • ピーター・ドラッカー(経済学者)
  • ビル・ゲイツ(Microsoft創始者)
  • ラリー・ペイジ(Google創業者)
  • ジェフ・ベゾス(Amazon創始者)

「おしごと」を通して子どもがみずからを教育する

【自己教育力】子どもには自らを育てる力が備わっている

モンテッソーリ教育は子どもの自己教育力、自分で自分を成長させる力を大切にします。

その自己教育力の導きによって、自然と「おしごと」と呼ばれる自己を発達させる課題に取り組みます。

「おしごと」を見つけると没頭し「集中現象」が起こります。

「集中現象」は様々で、トイレットペーパーを全て戻したり、クレヨンで悪戯をしたりなどです。

このような活動は大人から見てみると無駄に見えるかもしれませんが、没頭している彼らにとっては重要な課題であり、自己を成長させている可能性があるということです。

トイレットペーパーの構造に興味があったり、クレヨンで表現をしようとしている可能性もあります。

自己教育力→敏感期(おしごとを行うこと)→集中現象(没頭)

このようなサイクルで子どもが育っていくことがモンテッソーリ教育の大きな狙いです。

そのため、子どもに無理矢理教えたり、何かを強制してやらせることは少ないです。(注意しないのではなく、事前に約束事を決めたうえで行っている)

ここで重要なのが、モンテッソーリ教育で大切にされている環境を整える考え方です。

おしごとを自然に見つけさせる、安心して活動に取り組める環境を整えていきます。

特徴的な教材も様々(モンテッソーリ教具)ですので、よかったらご覧ください。




子育てに活かせるポイント

  • 「自己教育力」を信じ、観察し、お節介にならない援助をする
  • 社会や他の子と比較するのでなく、その子の成長に価値を見出す
  • この子はすごい!と自分の子の可能性を信じる
おすぎ
おすぎ

とにかく子どもを信じて、なるべく子どもだけで解決するように促す。

モンテッソーリ教育で言われる「自己教育力」を尊重することならできそうかな。

およこ
およこ

どうしても我が子ってなると、口を出したくなるけど。

子どもだけで解決できるようにしなきゃいけないのね。

おすぎ
おすぎ

我が子の成長に価値を見出すっていうのもね。

何かと比較され、年によってやれるようになることが分かっているからこそ、気にしてしまうことも多くなってしまうし。

およこ
およこ

できる範囲でいいから、見守って、子どもにやらせることかしら。

大人が手出ししすぎても、解決する力を奪ってしまうかもしれないしね。

シュタイナー教育

著名人

  • 斎藤工(俳優)
  • イェンス・ストルテンベルグ(元ノルウェー首相)
  • フェルナンド・アレクサンダー・ポルシェ(ポルシェデザイン創業者)
  • ケネス・シュノールト(元アメリカン・エキスプレスCEO)
  • ミヒャエル・ヒャンデ(児童文学作家)

自由への教育、自分で考え、自分で感じ、自分の意志と行動を結びつける

独特な世界観・人間観から生まれた教育

ルドルフ・シュタイナーが体系化した教育方法です。

この教育方法には彼が体系化した「人智学」が大きく関わってきます。

「人智学」は科学万能主義や知識至上主義を批判します。(数字や物質、客観性など)

通常の感覚で認識できる世界(主観から見えている世界)を「感覚的世界」と呼び、それに対して「超感覚的(より高次の)世界」があるとしています。

ここまで聞いて理解できた読者はどれくらいいるでしょうか。

このように、あまりに独特な視点だっため「宗教的」「オカルト的」といった批判もあります。

また、シュタイナー教育の理論体系は壮大で、非常に難解です。

本書でもそうですが、この記事も大雑把ですがまとめさせていただきます。

シュタイナーの7年周期

シュタイナー教育では人間を7年周期で捉え、時期に応じた教育が必要だとしています。

それだけでなく、「憂鬱室」「粘液質」「多血質」「胆汁質」と気質ごとに分けています。

子育てに活かせるポイント

  • 早すぎず、遅すぎない成長の時期に応じた教育が必要
  • 子ども自身が、自分がどう感じるか、どう考えるかを理解できるようにする
おすぎ
おすぎ

正直、シュタイナー教育って言われても難しい印象が強いかな。(笑)

時期に応じた教育、自身がどう感じるかを大切にする教育っていう感じかなあ。

およこ
およこ

時期に応じた教育は大切そうね。

早くから詰め込み過ぎても良くないっていうし、ちょうど良いタイミングがあるのね。

おすぎ
おすぎ

そうだね。

その子に応じた教育をどう施していくかは家庭でもポイントになりそうだね。

レッジョ・エミリア教育

徹底した観察から独創的な教育が生まれる

「ドキュメンテーション」と「プロジェッタツィオーネ」

レッジョエミリア教育には時間割もカリキュラムもありません。

その代わりにあるのが「プロジェッタツィオーネ」です。

意味合いとしては、計画して行うというより、子どもの興味・関心から始まる探究活動です。

実践をしていくうえで、子どもが見せる興味・関心の小さな芽を観察しなくてはいけません。

植物に目を奪われていた、夢中になってごっこ遊びをしていたなど些細なことかもしれません。

その小さな気づきを教師同士や保護者で共有し、最大限に活用するための仮説を立て、実行します。

その後、仮設が正しかったかを検証、修正していきます。

そのために日々の様子を文字や写真で記録する「ドキュメンテーション」が行われ、それをもとに「報告会議」を頻繁に行います。

言うならば、徹底した「現場主義」といったような教育方法です。

子育てに活かせるポイント

  • 枠にはめようとせず、自由な創造性を発揮させる
  • よく観察し、子どもの個性を引き出す環境を整える
おすぎ
おすぎ

現在の学校は、教えるべきことに応じた授業が多いよね。

だからこそ、家庭では枠にはめず、自由に力を発揮させてあげられるといいかな。

およこ
およこ

自由に発揮させてあげるための観察かしら。

子どもの個性や特徴を見て教育するのはシュタイナー教育と似ている部分もあるわね。

おすぎ
おすぎ

命に関わらない悪戯なら、見守ってあげる時も必要かな。(笑)

ドルトン・プラン教育

ゴール達成のため「自由」と「協同」を利用する

「アサインメント」を「ラボラトリー」を用いて取り組む

ドルトン・プラン教育ではあらかじめ自分がこなさなくてはいけないカリキュラムの全貌が公開されます。

また、1か月ごと達成しなくてはいけない課題が与えられます。

これを「アサインメント(割り当て)」と呼び、請負契約書にサインをして行っていきます。

ただ、ドルトン・プラン教育には時間割がありません。

そのため、教室を教科別の「ラボラトリー(実験室)」とし、教員が常駐しています。

その場所で生徒たちは自由に、また、協同して課題を行っていくのです。

「ラボラトリー」での学習が終わった後「カンファレンス(会議)」が行われます。

これは、曜日ごとに決められた教科の実験室に学年ごとに集まり、その教科の教師に各自の課題の進捗状況を報告します。その後、その教科の一斉授業を受けるのです。

子育てに活かせるポイント

  • 目標に向かってどう進むべきか、選択する自由を与える
  • 子どもひとりでやる気が起きないとき、大人も一緒にやってあげる
おすぎ
おすぎ

習い事や進路まで、様々なことを考えられるね。

目標を逆算して、自分で選ばせることは責任を負う事にもなる。

自分で道を切り拓いていくような力がつきそうだね。

およこ
およこ

それでも、やる気が起きないときは一緒にやってあげるべきなのね。(笑)

自由なのか、自由じゃないのか、よく分からないけど。(笑)

おすぎ
おすぎ

ここで言う自由は、手段として扱われているんだよ。

目標を達成するための手段が自由なだけで、目標自体は自由じゃないんだ。

難しいかもしれないけど、ゴールは同じ、辿り着く道は自由って感じかな。

およこ
およこ

じゃあ、様々な選択肢を用意してあげる必要があるのかしら。

子どもにも様々なものから自分に合うものを選ばせてあげられるといいのかしらね。

サドベリー教育

「好きにしなさい」を徹底したら

子どもに対する強制が一切ない

カリキュラム、時間割、学年、クラス、宿題、授業、成績。

全てがありません。

さらに言うなら、そもそも「卒業」という概念すらありません。

例えば、一日中釣りをしていたり、寝ていたり、カメラマンに教えてもらったりと様々です。

では、子どもはどうやって学んでいくのでしょうか。

簡単な事でしたら、インターネットで事たりるかもしれませんが、全ては難しいでしょう。

そうなったときに初めて「協定」を結び、クラスが生まれます。

例えば、ブログの書き方を知りたい子どもがいたとします。その時の「協定」は「ブログの書き方を教えるから、開始時間に遅れない事を約束してください」といった具合です。

ただ、自由で権利がぶつかり合う可能性があるからこそ、学校のルール作りは非常に厳密で、教師も子どもも1人1票を持ち、参加する「全校集会(スクールミーティング)」があります。

子育てに活かせるポイント

  • あえて、ものすごく暇にさせることが子ども自身で人生を考えさせる
  • 過度に与えすぎず、自分から選択しようとさせる
およこ
およこ

ここまで極端な教育も珍しいわね。(笑)

もはや教育と言っていいのかも疑問だけど。

おすぎ
おすぎ

暇な時間によって子どもが気づくこともあるっていう感じかな。

そこで何かやろうと思ったことは、やる気に満ちているから成長の進度が早い。

だからこそ、子どもが自分で見つけ出すまで待つことを大切にしているよ。

およこ
およこ

そうは言われても、自分の子どもが何もしなかったらさすがに不安よ。

学年や受験もある中で親が何も言わず、子どもも何もしなかったと考えると。

おすぎ
おすぎ

確かに、現代では小学生、中学生、高校と年齢に応じてどんどん進学していくしね。

ただ、可能な限り子どもが意味を見出す時間を与えてあげることは大切なんじゃないかな。

周りが与えすぎてしまって意味を見失うより、時間がかかっても子ども自身が意味を見出すほうがその後の努力にはつながることをサドベリー教育では言いたいと思うよ。

フレネ教育

子どもは自分が役立ち、自分に役立つ共同体で自己の人格を発展させる

個別化と協同化のバランス

フレネ教育には一斉授業がほとんどなく、5~6人の異学年グループで学びます。

その代わり「個別学習」の時間を多く設けます。

さらに、個別学習を進めていく上で様々な「教育技術(方法)」を生み出しました。

  • 学習文庫
  • 協同学習カード
  • 計算や読み書きのためのカード
  • 学校文集
  • 学校間通信
  • 手仕事
  • 学校協同組合

これらは、子どもが個人で取り組むものだけでなく、教師が創意工夫するべきことも取り込まれています。

また、フレネが「散歩教室」といって、散歩をしていく中で、子どもの興味・関心から学習を引き出そうとしていたことから、学習と生活のバランスもとれているのではないかと思います。

子育てに活かせるポイント

  • 正解を示すのではなく、一緒に探そうとしてあげる
  • 学習も、生活も、遊びも、全てをバランスよく整える
およこ
およこ

勉強ばかりでも、趣味ばかりでもダメってことかしら。

いろんなことをさせたい気持ちはわかるわね。

おすぎ
おすぎ

勉強に絞っても、受験勉強ばかりではなくて、現実世界に活きる勉強も必要っていうことだね。

様々なバランスを考えたうえで、子育てをしていく必要があるんだね。

およこ
およこ

それでも、あくまで大人や教師は教える立場じゃなくて、支える立場なのね。

正解を教えないというのは多くの場面で共通しているわね。

おすぎ
おすぎ

一緒に応えを探そうとすることは、自分が分からない事でもできるね。

寄り添って、一緒に解決しようとすることで子どもの意欲や姿勢につながるのかな。

イエナプラン教育

個人が輝く、理想の民主社会を目指す

異学年混合の「生と学びの場」

イエナプラン教育では「マルチエイジ(異学年学級)」が前提です。

また、学習は一斉指導でなく自立学習が中心として進むので、教室は黒板に向かって並ぶのではなく、テーブルのように丸く配置されます。

このような学習の進み方を「ブロックアワー」と呼び、各々が異なる課題に取り組んでいきます。

課題は「グループリーダー(教員)」を中心に作成します。必要に応じて一斉指導をし、理解した子は再び自分の課題へと戻ります。

「グループリーダー」は必要に応じて個別で声かけや指導を行います。個人のレベルに応じた対応をするので、非常に合理的ではないかと考えられています。

探究的で対話的な「ワールドオリエンテーション」も特徴的な学習です。

世の中で明らかになっていることを覚えるだけでなく、自ら問いを作り、探究していく活動です。

日本でいうなら、「総合的な学習の時間(総合)」に近いかもしれません、。

生活ではサークル対話」という時間を最低2回設けています。

輪になって、全員がお互いの顔を見られるように座り、話し合います。

内容は気づいた事を自由に話したり、振り返ったり、意見を言い合ったりします。話す練習のみならず、発言を最後まで聞く練習としての意図もあります。

このようにして、民主主義社会の基本となる対話や合意形成を学んでいくのです。

子育てに活かせるポイント

  • 様々な年齢や立場の人と交流させる
  • 教科だけでなく、子どもの探究を大切にする
おすぎ
おすぎ

日本は同じ年齢で固めてしまう場合が多いけど、イエナプラン教育ではごちゃまぜ。

様々な年齢が混ざるからこそ、多くの能力を発揮する機会に恵まれるんだ。

およこ
およこ

私たちの親の世代では、普通のことだったのかもしれないわね。

公園や学校の運動場でも、様々な年齢で遊んでいたようなイメージはあるけど。

おすぎ
おすぎ

人とのつながりが薄れてきてしまったからこそ、必要なのかもしれないね。

民主主義社会の担い手として、様々な立場や年齢、と関わる機会は大切だね。

およこ
およこ

近隣の人とつながりがあれば、交流してみたいわね。

習い事や地域のイベントで遊ばせるのも効果的かもしれないわ。

まとめと感想

おすぎ
おすぎ

今回は「子育て」についての記事でした。

世界7大教育法をともに、家庭での子育てに活かせるポイントを紹介してきました!

およこ
およこ

様々な時代と歴史に生まれた教育方法だけど、なんとなく似通った内容も多かったわね。

おすぎ
おすぎ

そうだね。

由来や理念は異なるけど、多くの共通点があったね。

おすぎ的に共通していた理念をまとめてみました!

  • 可能な限り、子どもの活動を邪魔しない。必要な場合のみ手助けをする。
  • 子どもが自分から活動を行う気になるまで待つ。もしくは、そのような環境を整える。
  • 親や教師、周囲の大人が一方的に押し付けることはしないようにする。
およこ
およこ

そうはいっても、我が子となったら難しいかもしれないわね。

将来まで考えると、言いたくなる気がするわ。(笑)

おすぎ
おすぎ

まあ、自分もできる気はしないね。(笑)

これも少しずつ、やれる範囲から行えるといいかな。

子育ての絶対的な正解は無いだろうから、何か自分の中で軸ができるといいかな。

コメント

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