
をお勧めする人は以下の人たちです。
今回の書籍「BRAIN 一流の頭脳」アンダース・ハンセン著
- 自分の能力を最大限に引き出したい
- 努力しているはずなのに、思ったような成果が出ない
- 手軽に自分の能力を発揮させたい
本書のポイント
- 運動をすることによって脳が若返ったり、鍛えられたりする
- 長時間や長期間の運動が必要なわけではなく、今すぐにでも始められる
- 運動をすれば脳が変わり、脳が変われば人生が変わる
心に残った言葉
- 身体を活発に動かした人の脳は昨日が向上し、加齢による悪影響が抑制され、むしろ脳が若返る
- 週2回以上運動をしている人は、ストレスや不安とほぼ無縁
- 「体力」が知力を決める
- 生活様式の変化に、肉体(脳)が追い付いていない
著者の紹介
アンダース・ハンセン(Anders Hansen)
精神科医。スウェーデンのストックホルム出身。
カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修めた。現在は精神科病院に上級医師として勤務するかたわら、多数の記事の執筆を行っている。
これまでに、スウェーデンの経済新聞、ビジネス専門のweb朝刊紙、医療関係雑誌などに医学研究や医薬品に関する記事を2000件以上寄稿。ラジオやテレビでも情報を発信し、特にテレビ番組『科学の世界』への出演で有名。講演活動も精力的に行っている。
精神科医として活動するかたわら、テニス、サッカー、ランニングに励み、週に5日、少なくとも1回45分取り組むようにしている。
脳は何歳からでも鍛えられる!?
私たち人類は約1万2000年前からほとんど変わっていない。しかし、生活習慣はここ100年だけを見ても激変してしまった。
人類の歴史のほとんどは狩猟のために体を動かしたり、移動には自らの体を使わなくてはいけなかった。そのため、人間の体は動かすために適したつくりになっている。脳も例外ではない。
体が動かなくなり、脳が動かなくなる。つまり、体をもっと動かせば、私たちの脳は今よりずっと効率よく働いてくれる。

つまり、運動することで脳が鍛えられるってことだね!
運動好きにとっては大満足の情報かな。

わたし、運動嫌いなのよね。
苦しいし、つらいし、そこまでして脳を働かせる気にならないわ。

どんな運動を想像しているかにもよるけど、そこまで辛くないはず。
きっと、誰でも、今から取り組める方法だよ!
これだけ!脳を変えるための具体的なメソッド!
- 1歩歩くだけでも脳のためになる。少しでもいいから歩く。
- 効果を望むなら、最低30分のウォーキング
- 最高のパフォーマンスを望むなら、45分以上のランニング(有酸素運動)を週に3回

まあ、歩くだけならなんとかできそうね。
本当にそれだけで効果があるの?これくらいなら結構やってる気がするんだけど。

座って仕事をする職業の人たちは特にそうだね!
現在より活発にするためには、より運動する意識が必要だね!


少しやる気になってくれて助かります。(笑)
さあ、次は運動がもたらす驚くべき効果についてまとめていくよ!
あなたの脳はこう変わる!
ストレス
ストレスに体が反応してしまう事態の犯人はコルチゾールです。さらに、コルチゾールが偏桃体を刺激することで、ストレスがストレスを呼び、体に悪影響を与えます。
これを抑制するのが「海馬」という脳の部位です。しかし、過度に「海馬」が働き続けると委縮し、記憶力を低下させ、脳がぐちゃぐちゃの状態になっていきます。また、「海馬」のみならず、「前頭葉」も委縮してしまいます。
ここで、運動の出番です。
運動は筋肉や心臓に負荷をかける一種のストレスです。そのため、運動をすることによってもコルチゾールが分泌されます。ただ、ここでのコルチゾールは運動に対して血液を送ったり、筋肉を動かしたりするために使用されるため、正常に働きます。
そして運動が終わったときには、コルチゾールは運動前の状態に下がっていきます。そのため、ストレスで生まれたコルチゾールも減少させます。さらに、日常的に運動を継続していくと、コルチゾールの分泌量が少なくなっていくのです。

さらに、筋肉はストレス処理をしてくれる働きがあるんだ!
ムキムキな人は体だけでなく、懐も大きいってことだね!

ムキムキな人ほど攻撃的かと思っていたけど。
とにかく、運動をすることでイライラが減るってことね。

ストレスについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
ストレスも害ばかりではないんだけどね。
集中力
運動をすることで選択的注意力と集中力が増します。言葉を変えると、周囲の環境に対処する注意能力が上がります。選択的注意力とは、関係ない周囲に気を取られることなく、自分の行動を選択し、集中できる力です。
これらは、運動をすることによって前頭葉と頭頂葉が活発化するためです。
また、集中するためにはドーパミンという物質が関係します。
運動をすることによってドーパミンが分泌され、その効果は数時間持続します。運動はドーパミンを分泌させ集中力の改善をもたらす、副作用のない薬なのです。

作業に対する集中力が上がるのはいいね!
読書するのって、なかなか集中できないんだよね。音とか気になって。

ADHDも同じような理由なのね。
職場で子どもを見てると、それもあって運動させなきゃなって思うな。
意欲(やる気)
運動には投薬以上に抗うつ作用や、やる気の促進の効果があります。
これも集中力と同様に、運動後に一時間から数時間続く。定期的に運動をすれば、分泌される脳内物質も徐々に増えていき、効果が持続していきます。
「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドーパミン」といった脳内物質が運動をするだけで分泌量を増やすことができるのです。
さらには、「BDNF」という脳内物質で最強とも言われる物質も増やし、脳を進化へと導くのです。

最強物質「BDNF」!
それ以外も運動だけで生み出せるなんで、素晴らしい。

休憩で簡単な運動を挟むことって、科学的にも正しいのね。

運動がやる気を生み出すといっても過言ではないよ!
やる気がでないときは運動に限る!
記憶力
運動以上に記憶力を高めるものはない。
記憶力に大きく関わるのが脳の「海馬」という部分です。この「海馬」ですが、年に1%ずつ小さくなっていきます。
しかし、有酸素運動を継続して行っていた人たちは、まったく縮んでいなかったどころか2%ほど大きく成長していたのです。しかも、ここでの有酸素運動は週に3回、40分程度の早歩きだったのです。
これには、先ほども説明した最強の脳内物質「BDNF」が成長を促しているとされています。
また、これは長期的に起こる変化でなく、暗記のような記憶に対してはすぐに効果がでます。ただ、過酷な運動をしてしまうと逆効果なので、適度に運動することが大切です。

ボケ防止だけじゃなくて、暗記のためにもなるのね。
老若男女、運動って大切なのがよくわかるわ。

学生やビジネスマンも、運動をすることで自分の成長につながるんだね。
勉強ばかりじゃなく、運動も織り交ぜることが大切だね。
創造力
アイデアを生み出す実験において、歩いて考えたグループのほうが60%も多くアイデアを出していた。
これは場所に関係なく、ただ歩いていたかどうかという問題であった。これも記憶力と同様に、過度な運動をしてしまうと脳へ送られる血液が少なくなるため、逆効果であった。
また、アイデアを出すことが増えることによって、アイデアを活かす能力も高まる。立って仕事をしたり、歩きながら会議をしたりする有名企業があるくらい、運動することは創造力へと結びつくのです。

そう言われると、二宮金次郎さんは効率的だったのかしら。
歩きながら勉強するのって。

逆に、考える人は座っちゃってるね(笑)
歩きながら考え事をするのは気分も晴れるし、いいかもしれないね!
学力
「体力」が知力を決め、学力を高める。
「PISA」という略称で知られる国際学習到達度調査では、週に2回体育の授業を行っていた学校より、毎日行っていた学校のほうが算数や国語、英語の点数で優れていたのである。
また、これはPISAに限ったことではなく、アメリカでも同様に体力のある生徒、肥満気味の生徒と比較していくと、体力のある生徒のほうが顕著に成績が良かったのです。
さらに、試験の内容が難しくなると、その差はさらに広がっていきます。
知能指数と呼ばれる「IQ」ではどうでしょうか。
これも同様に、体力のある人のほうがIQが高い傾向にあることがわかりました。さらに、IQと関係するのは筋力ではなく、「持久力」と関係して高まります。
これらを踏まえて、運動を継続することが学力に大きく関わることが分かります。また、18歳の体力なる若者を40歳前後まで追調査した結果では、多くの人が高い学歴を経て、報酬に恵まれた良い仕事についている傾向があるとされています。

「文武両道」って、あながち間違っていないのね。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」ばかりじゃないのね。

一流のビジネスマンがジム通いやランニングをするのも納得するね。
まとめと感想

ということで、今回は脳と運動についてまとめていきました!
結果、運動すれば人生が変わる!っていう感じかな!

運動って聞くとあまりやろうと思えなくなってしまうけど、実際にはウォーキングから
ランニングまで自分に合う運動でいいと思うと、少し気持ちが楽になるわね。
まずは、ウォーキングから始めようかしら。

さらなるパフォーマンスの向上を目指すのなら、ウォーキングよりランニング!
自分の生活と目標に合わせて、運動の計画ができるといいね!
おすぎは土日の草野球で意識的に動くことから始めます。(笑)

散歩と何かを合わせたり、家事と何かを合わせたりしてもいいかも。
自分にできる運動、可能なら有酸素運動を取り入れていくことがいいのね。
やれそうだったら、ランニングも視野にいれようかしら。

みなさんも、是非、日常生活に運動を取り入れてみてくださいね!
詳しい脳の仕組みや、研究の歴史は購入して読んでみてください!
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